日影曲線 、ご存じですか?
太陽の日周運動により、棒の影の先端が動く点を結んだもの。
[予習シリーズ5下 p62]
この曲線、秋分・春分の日はほぼ東西に直線に伸び(A)、
冬至では南中時刻を頂点に、への字に曲がります(C)。
夏至は日の出の太陽は真東より北から出てくるので、影は時間帯によっては南側にできます(B)。

中学入試でちょこちょこ登場するこの曲線。
一級建築士資格試験では、この曲線の理解は必須だとか。
日照権の関係から、巨大建物がつくる影の範囲を計算する必要があるのだそうです。
そんな日影曲線を、アルファ冬期合宿では1日かけてつくってみました。
作成日は12/24。ほぼ冬至。
とても正確に上の図が再現できました。

※上の図と東西南北が逆になっています。この日は上図のCの線。
さらによく見ると、正午の影は真南ではなく、やや東側にあります。
これは日本の標準時が明石市であり、明石市の真上に太陽がある時、
東京では正午には太陽がやや西側に傾いているから。
理論どおりです。
これもまた、見事に記録できました。
気持ちいいくらいバチッと決まる実験なので、
今度、また違う季節に作れたらいいなぁ、と考えてます。
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