「もし1年中同じ格好をしなければいけないとしたら、みんなはどんな服を着る?
1. 厚手コート でガッチリ防寒
2. Tシャツ 1枚で夏は快適
3. 長袖 を着て夏冬はガマン 」
とちょっと無理のある質問を投げかけ、全員どれか一つに手を挙げてもらいました。
「長袖」に手をあげました子が 7割 くらい、寒さに自信がある子 2割 は「Tシャツ」を、寒いのがいやだなぁと思った子 1割 は「コート」にもチラホラと手があがります。
人は着る物で温度調節ができるからよいものの、それができない鳥は、夏と冬で自分に合った温度帯の地域を求めて1000km以上も旅(わたり)をする鳥が数多くいます。

コート派 ・・・ハクチョウ・ガン・カモなどの 冬鳥 。冬の日本の気温が丁度良く、夏はシベリアに戻る。
Tシャツ派 ・・・ツバメ・カッコウなどの 夏鳥 。夏の日本が丁度良く、冬はフィリピンなどの南国で過ごします。
長袖派 ・・・カラス・スズメ・キジバトなどの 留鳥 。1年中同じ所にいる。
長袖+上着派 ・・・ウグイス・ヒバリ・メジロなどの 漂鳥 。夏は山で、冬は平地で過ごす。
ただ実際の数としてどれが多いかというと、やはり留鳥であり、渡り鳥は少数派かな。
〜予習シリーズ 4年上「春のころ(2)」〜 |