今月のアドバンストコースは化学で、テーマは「燃焼と熱」です。
現在、実験内容考案の最終仕上げを行うとともに、テキストを作成しています。
二酸化炭素中に火のついたろうそくを入れるとすぐに消えてしまう、これは6年生であれば即答できるでしょう。
ところが予習シリーズ6下には、
「マグネシウムは二酸化炭素の中でも燃やすことができます」
と書かれています。
これはやってなければ、ということで早速予備実験。
集気びんに二酸化炭素をためて、マグネシウムリボンを入れると・・・
バチバチという音を立てて、黒い粒と白い粉を飛び散らせました 。
黒い粒は炭素で、びんに入っていた二酸化炭素がマグネシウムに酸素を奪われて出てきます。
白い粉は酸化マグネシウムで、マグネシウムと酸素が結びついてできます。
この実験はアドバンストコースでこないましょう。テキストも早速改正です。
こうやって予備実験をくり返すうちに、内容はどんどん進化しています。
新教室になって得た大きなメリットは、
事務スペースと実験室が一体化したこと。
ちょっと思いついたらすぐ予備実験ができ、カリキュラムに落としこめます。
調べながら、実験を改良しながら、すぐに実験器具を発注ながら・・・
というサイクルが格段に上がります。
これまでも事務所と実験室は同じ五反田にあり、
近いといえば近かったのですが、500mの距離に身も心も離れて・・・。
基本的に事務所にこもって考案し、1週間分まとまったら
実験室でまとめて確認する・・・という流れでした。
それが今は、テキストを作るそばから実験をくり返し、
それをテキストにフィードバックできます。
ふと思いついたらこのように日記を書いてみたりして・・・。
授業ギリギリまで予備実験をくり返しながら、
実験精度を上げていけるのは
これからのアルファにとって強い武器となりそうです。
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