塩酸と亜鉛の反応で発生させた水素。
反応式は
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塩酸+亜鉛→水素+塩化亜鉛
○□ ■ □ ○■
○・・・塩化ちゃん
□・・・水素くん
■・・・亜鉛くん
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でした。
試験管に集めた水素に火を近づけます。
試験管を逆さにしたまま、下から炎を近づけると・・・

「ポッ」 という小さな音がでます。
気付かずにそのまま熱し続けている子もいるくらいの、地味な音です。
このポッは、水素が燃えた音。
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水素+酸素→水
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となります。
水ができるので、試験管の内側がくもりました。
今度は、試験管を上向きにして、火を近づけます。

「ピョッ!」 先程とは対照的に、大きな音がでます。
試験管を持っている子も、周りの子もびっくりします。
なぜ大きな音がするのでしょうか。
それは水素がはげしく燃えたからです。
なぜはげしく燃えたのでしょうか。
それは試験管の中に空気が入って、水素と酸素が混ざったからです。
なぜ空気が入ったのでしょうか。
試験管を上向きにすることで、軽い水素は空気中に逃げていき、
かわりに空気が入ったのです。
この実験から、水素は空気より軽いということもつかめます。

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スタンダードコース(5〜6年生向け)
「気体の性質」
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