集気びんの中でろうそくを燃やすと、集気びんの中の酸素は減って、二酸化炭素は増え、やがてろうそくは消えます。
この反応で、二酸化炭素が増えることは、石灰水を入れて白く濁ることから確認できます。
しかし、酸素が減ることを確かめることはできませんでした。
そこで新兵器登場 「気体検知管」。

これがあると、集気びんの中の酸素濃度や二酸化炭素濃度を、ダイレクトに調べることができます。
もちろん、予習シリーズ他、中学受験テキストに登場し、最近では小学校の教科書にも記載されています。
小学校で実験をしっかり行っている場合は、触れたことがあるハズですが、皆さんのところはどうでしょうか。
さて早速、予備実験。
空気中の二酸化炭素濃度は0.05%、酸素濃度は21%をさしました。
集気びんの中でろうそくを燃やし、その中の酸素濃度・二酸化炭素濃度を測ると・・・

酸素濃度は15%まで減少し、二酸化炭素濃度は2.5%まで上昇しています。
さらに石灰水を入れてよくふって(石灰水は白くにごる)、その後に再度測定すると・・・
二酸化炭素濃度は0.5%以下まで減ってしまいました。
ここで二酸化炭素が減ったのは、石灰水の中にある水酸化カルシウムが二酸化炭素と結びついて炭酸カルシウムになった結果です。
数字(データ)としてあらわれると、実験結果が非常に分かりやすくなります。
定量実験がまた1つ増えた♪
ということで、この実験は2月度スタンダードコース「燃焼と酸素」で登場します。
|