夕方の部は「気象と天気」
実験1で、水槽の中の空気を冷やして雲を作ったあと、

実験2で、「ドライアイスを水に入れると出てくる白いものは何?」と聞いたところ、
全員が「二酸化炭素」と答えていました。
確かに二酸化炭素も出てくるのですが、二酸化炭素は気体なので見ることはできません。実はこの白いけむり、出てきた二酸化炭素(冷たい)によって冷やされて出た「水滴(霧)」なのです。
このことは、女子学院2007・早稲田2007・立教池袋2007にも出されており、中学入試問題では頻出ですので、是非おさえておきましょう。
実験3は、手作り湿度計による、湿度測定。
乾球は簡単なのですが、湿球の原理がミソ。
温度計にガーゼを巻いて水につけ、そのガーゼを少し水から持ち上げたら温度はどうなるか? という質問。
どのグループも「温度は上がる」と答えていましたが(←室温に近づく、という理由らしい)、実際やってみると温度はグングン下がりました。
なぜか?
これは、ガーゼの水が蒸発するときに温度計から熱を奪うためです。(気化熱)
この原理を使って、乾湿球湿度計は作られているのですね。表を読みとれるだけではダメデスヨ。

↑片づけている時に、余ったドライアイスをシンクにいれておいたら、大変なことになっていました。もちろんこれ、水滴です。
〜 アルファ実験教室 「気象と天気」 〜
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