中学受験のためのアルファ理科実験教室 (四谷大塚予習シリーズ・サピックス準拠)

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  アルファ実験日記
【2008/4/20】


水の容器に湯の容器をつけて、湯と水の温度変化を測定していると、2つの水はやがて同じ温度になります。 湯の熱が、水に移動した ためです。
このとき、 湯が失った熱量(水の重さ×温度変化)と水が得た熱量 をそれぞれ計算すると・・・
ほぼ同じ という結果が出ましたね。

実はこれ、最初と最後の比較だけではなく、1分おきに測定されたデータでも
「湯が失った熱量」=「水が得た熱量」は成り立ちます。





金属棒をあたためると、 加熱した場所に近いところから遠いところに、順に熱が伝わっていきます(伝導) 。
一見当たり前のようですが、金属などの一部の物質を除いて熱は思ったほど伝わりにくく、世の中全体の熱の動きから考えると、「熱伝導」によって伝えられる熱はわずかです(ほとんどが放射熱)。


水や空気は、熱伝導率が銅の1000分の1ほどしかないため、熱伝導はほとんどおこりません。
もしガンガン伝導するなら、危なくてテーブルの上でアルコールランプなんて使えませんね。

代わって水や空気は熱膨張しやすいため「対流」という現象がおこります。

ビーカーにおがくずを入れてあたためる実験は、おそらく小学校で行っているはずなので、今日は 手に持った状態の水入り試験管を、アルコールランプであたため 、温度変化を観察しました。


試験管のすぐ上を熱するので、子供達はおっかなびっくりでしたが、やってみると全然熱くなりませんでしたね。 熱の伝導がほとんどおこらないためです。


さて、空気や水が激しく対流するのは、熱によって大きく膨張するからでした。
金属はどうかというと、空気や水と比べると、その割合は非常に小さいものの、わずかながら膨張する。
そのわずかな膨張の様子をなんとか見ようとしているのが、この実験です。


〜 アルファ実験教室 「物のあたたまり方」 〜