温めているのに温まらないもの |中学受験のためのアルファ理科実験教室

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  アルファ実験日記
【2011/3/4】

水を熱すると温度が上がります。
熱しているのだから当然ですね。


ではどこまでも温度が上がっていくかというと、限度がある。
1500℃もの炎で温めているというのに、
たった100℃までしか上がりません。

なぜでしょう。




100℃になった時の様子を観察すると、
水の中からさかんにあわが出てきています。

沸騰ですね。液体の水が気体の水蒸気に次々と変化しています。


水が水蒸気に変わるその瞬間、周囲からたくさんの熱を奪いとっていきます。

あぁもう少しで101℃になるよ、102℃になりそうだよという水。
そんな水から熱が奪われ、また100℃に戻ってしまうのです。

もし沸騰や蒸発が起こらないようにしたら・・・
例えば高圧で沸騰を妨げたら、水の温度は200℃や300℃くらいまで
いってしまうことでしょう。


予習シリーズ4年上 第13回 「水の変化」
予習シリーズ5年上 第2回「空気や水の温度による変化」

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