水を熱すると温度が上がります。
熱しているのだから当然ですね。
ではどこまでも温度が上がっていくかというと、限度がある。
1500℃もの炎で温めているというのに、
たった100℃までしか上がりません。
なぜでしょう。
100℃になった時の様子を観察すると、
水の中からさかんにあわが出てきています。
沸騰ですね。液体の水が気体の水蒸気に次々と変化しています。
水が水蒸気に変わるその瞬間、周囲からたくさんの熱を奪いとっていきます。
あぁもう少しで101℃になるよ、102℃になりそうだよという水。
そんな水から熱が奪われ、また100℃に戻ってしまうのです。
もし沸騰や蒸発が起こらないようにしたら・・・
例えば高圧で沸騰を妨げたら、水の温度は200℃や300℃くらいまで
いってしまうことでしょう。
予習シリーズ4年上 第13回 「水の変化」
予習シリーズ5年上 第2回「空気や水の温度による変化」
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