手元にある試料が何からできているのか。
これを調べて特定する学問を分析化学といいます。
探査機はやぶさが持ち帰った微粒子も、さまざまな分析技術によって調べられています。
A〜Eの液体は何か。
A〜Eの固体は何か。
A〜Eの気体は何か。
受験では頻繁に問われます。
見た目では分からないものを化学的根拠で同定していくのです。
今回はそんな分析 気体の判別 を実際にやってみました。
ズラリと並んだ試験管。
この中には6種類の気体が入っていますが、その気体の正体は明かされていません。
今回は、試験管の中身がいったい何であるのかを当ててもらいました。
【においで判別】窒素・酸素と続いて油断していると、塩化水素の容赦ない刺激臭に顔をしかめます。
【水にとけるかどうか】アンモニアが入っている試験管のゴム栓を水中で開けると、中に勢いよく水が入ってきます。アンモニアは水にとけやすいのです。
【酸性・アルカリ性】リトマス紙を近づけることで、気体が水にとけた時の性質を調べることができます。
リトマス紙の反応は、全員が覚えていることを前提で実験が進みます。
【可燃性・助燃性】マッチの火を試験管に入れることで、可燃性や助燃性の有無を確かめます。
水溶液の判別はよくありますが、気体の判別はなかなか実験する機会がないと思います。
可燃性の気体あり、臭いの強い気体ありで、取り扱いが難しいのです。
アルファでも、1年以上の実験経験を持つアドバンストコース限定の実験です。
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