ものが燃える「燃焼」とは、ものが酸素と結びつくことでおこります。
ロウソクが燃える時、ろうは酸素と結びついて二酸化炭素や水に変化します。
ろう + 酸素 → 二酸化炭素 + 水(水蒸気)
物が燃えるには、以下の3つが必要です。
@酸素があること
Aもえる物(ロウなど)があること
B発火点以上の温度があること
燃焼には、この3条件全てが揃っていないとダメ。
だから1つでも欠けると火は消えてしまいます。
@酸素があること
窒素でいっぱいの集気びんにロウソクを入れると、酸素が無いためロウソクは消えてしまいます。
もえている物でも、酸素に触れさせなければ消えてしまいます。
アルコールランプにふたをすると消えるのも、酸素がなくなるからですね。
消火器などの中にも、二酸化炭素のあわで消すタイプもあるそうです。
Aもえる物があること
ろうが無ければ、燃えることもありません。当然ですね。
燃えているロウソクの芯をつまむと、ろうが芯を伝わることができずに消えてしまいます。
江戸時代の消防団「火消」は、火事が起こると風下の家を取り壊していきました。燃える物を無くして延焼を防ぐためです。
B発火点以上の温度があること
マッチなどで温度を上げないと、酸素中のロウソクだっていきなり燃え出すことはありません。
逆に燃えているロウソクの炎に冷たいスプーンを当てると火は消えてしまいます。さらには金網を炎に入れると、火の上半分だけ消す芸当もできちゃうのです。
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デイリーサピックス
530-02 「ものの燃え方(1)」
予習シリーズ5年下 第12回 「物の燃え方」 @物の燃焼
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