今月のベーシックコース「種子と発芽」では、
寒天の上で育てた植物が登場します。
寒天は半透明なので、土の中の様子がよくわかります。
根や、土の中に子葉が取り残される植物などの観察にピッタリです。
子供達に見せると、
「あ、こういうことね。」
とストンと理解するのです。
主根・側根・ひげ根 言葉では習っていても、
3次元の現物を見て初めてわかるのでしょう。
ちなみにこの寒天培養には結構苦労しました。
なんといっても
固さの調節が難しい。
やわらかすぎると崩れるし、硬すぎると根が伸びない。
絶妙な固さにするのに失敗を積み重ねました。
またカビにも悩まされました。
大学時代にお世話になった研究室に相談して、
最新のカビ防止剤を教えてもらいました。
すごい効果です。
すごく高価でしたが。
まぁ、そういったところは私達が苦労すればいいので、
子供達には「透明になった土」という感じで
観察してもらえれば幸いです。
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