口や鼻から吸い込んだ空気は、肺にある肺胞の中に入り、そこで血液中に酸素がとりこまれます。
酸素をたくさん含んだ血を「動脈血」というのですが、今回は
実際に動脈血を作ってみようという実験です。
試験管に入れた血液。
子供達は「誰の血か?」に興味津々だったようです。
もちろん私の血でもたまだの血でもなく、もちろん子供から採血した血液
でもなく、買ってきた豚血液です。
この血液に酸素ボンベを使って強制的に酸素をふきこみます。
ボコボコボコボコと待つこと1分。
血液の様子が変わってきます。
写真右が酸素、左が二酸化炭素を吹きこんだ血液。
色が違うのが見てとれます。
以前友人がケガをした時に見た本物の動脈血は、この写真よりももっと明るい色だった気がします。人の肺の方が、我々の実験器具よりも効率が良いのだということでしょうか。
5年生「人のからだ」より
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