中学受験の必須暗記項目に
「心臓の部屋の名前」 と 「心臓につながる血管の名前」
があります。
右心房・右心室・左心房・左心室・大動脈・大静脈・肺動脈・肺静脈
なんだか暗号のような名前ですが、決まりに従って名前がつけられているので一度覚えてしまえば忘れにくい。
せっかくだから 本物の心臓を見ながら覚えていこう!
と、昨年からスタートした心臓解剖授業。
解剖するのは鶏の心臓です。
鳥類の心臓は2心房2心室で人と同じで、勉強に適しています。
心臓の中心よりやや下の部分を横に切ると、中から2つの心室が見えてきます。 右心室と左心室、全然形が違うのには驚きです。
心室に棒をさしこみ、大動脈と肺動脈をさがしていきます。 見えない心臓内部を手探りでさがすのは至難の業です。
※棒をさしこむと、心室と動脈がつながっているのが確かめられます。
今度は心室から上に向かって切り込みを入れ、心房を探します。
こうやって心臓の部屋を1つ1つ切って確認していくことで、名前と特徴を覚え、さらにそこにつながっている血管を確かめていくことができました。
「家でもやってみたい」という方は教室の近くの鶏肉専門店、信濃屋さんで、
下処理前の心臓(肝臓付き)を売ってもらうことができます。
(実験とは関係ないけれど、もも肉や唐揚げも美味しいですよ。)
5年生「人のからだ」より
|