最近iPodを手に入れ、ちょこちょこ遊んでいます。
カメラアプリで自分撮りモードにすると、
モニターの映るのはカメラでとらえた映像そのままではなく、
左右反転したものが表示され、はじめ戸惑いました。
しかし、この方が普段鏡に見ている姿に近く、違和感も少ないのです。
なるほどなぁ、と感心しました。
(普段はスマホどころかガラパゴスにすらなっていないPHS使用者なので)
鏡にうつると、普通ものは左右逆になります。
でも左右反転せず
「相手から見えるそのままの姿」
でうつしだす鏡があるのをご存知ですか?
それがこれです。
右手を挙げて鏡をのぞくと、映っている自分も右手をあげています。
2枚の鏡を90度の角度でくっつけたもの。
鏡にうつって左右反転した像が、さらにもう1枚の鏡に映ることで、もとにもどるのですね。
鏡の中の鏡、といったところでしょうか。
このとき自分の姿(像)は、右の鏡に1個、左の鏡に1個、さらに鏡の中の鏡に1個、
合計3個あります。
鏡の角度を変えると、うつる像がどのようになるのか、
確かめていきました。
向かい合わせの鏡の角度を小さくするほど、像が増えていきます。
鏡の中の鏡の中の鏡の中の像、ができたりするのです。
ややこしい。
像の数を考えるには、鏡と鏡にはさまれた空間が何個できるのか、考えるとわかります。
合わせ鏡の角度をA°とすると、(360÷A)が空間の数ですね。
それぞれの空間に像は1つずつあり、ただし1個は本物なので、
像の数=(360度÷鏡の角度)−1
という式が成り立ちます。
鏡の角度が10°なら 360÷10−1=35個
角度が1°なら 360÷1−1=359個!
となります。
では鏡の角度が0ならどうなるでしょう?
像はうつらない?
いいや、結果はこんな感じです。
4年「鏡と光」
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