バラの色素で高級指示薬|中学受験のためのアルファ理科実験教室

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  アルファ実験日記
【2013/1/28】

用意したのはバラの花束。 その花びらをちぎって、水とともにビーカーに入れます。

そして加熱。

ぐつぐつぐつぐつと煮ます。


しばらくすると、花びらの色が薄くなってきて、変わりに水にピンク色がついてきます。
花びらの色素が湯にとけだしたのです。

こうやって作ったバラ抽出液を、いろいろな水溶液に入れていきます。

バラの花びらにはアントシアニンという色素が入っていて、溶液のpHによって色が変化します。
そのため、酸性・アルカリ性を調べる指示薬として使うことができます。


強アルカリ・弱アルカリ・中性・弱酸性・強酸性の順にならんでいます(手前から)。

実に美しい色を出します。

2年生アルファコース【酸とアルカリ】より


実は今回の実験、アントシアニンが取れれば指示薬が作れるので、
何も高価なバラの花を使わなくても、赤い花であればなんでも良かったのです。
(花でなくてもムラサキキャベツでも可)

ちょうど公園のサザンカの花びらがバラバラと散っていたので、
落ちている花びらを集めて実験に使おう、とたまだに相談したところ、
「それはやめよう。汚い感じでがっかりする。ここはきれいな花を用意しよう」
と却下され、東急ストアの花屋で調達したのでした。

無駄に豪華な実験になってしまいましたが、
少しでも強く印象に残れば良いなと思っています。