麻布中の理科で、火星探査機に関する問題が出されました。
この探査機は「キュリオシティ」という愛称で、
2012年8月に火星に到着し、活動を開始したばかりです。
これから続々と写真が送られてくると思います。
こういったところから問題を作ってくるのは、さすが麻布の先生です。
実は火星に到着した探査機はこれが初めてではなく、
2004年に既に小型探査機2機が行って、現在も活動中です。
(1台は動けなくなってしまいました)
今回送り込んだのは、その2台よりもずっと大きな探査機で
広範囲・長期間の探査が期待されています。
そんな大型探査機故の着陸方法が出題されました。
わかりますか?
大型機故、着陸の衝撃をやわらげるため「スカイクレーン」という
特殊な装置を使いました。正解は「 エ 」(※白文字:反転させると読めます)
これはニュースなどをよく見ていた子しか解けなかったと思います。
また、火星表面の様子も2つ出されています。
@地下水がしみ出し流れたあとはどれか
→ 火星には地下に水があることがわかります。ただ、流れても途中で蒸発して消えてしまい、水がたまることはありません。正解「イ」
A崖に現れた地層はどれか
→ グランドキャニオンと見間違えるような火星の崖には地層が見えます。堆積作用があったということは、かつては豊富な水(などの液体)があったのでしょう。正解「 エ 」
さらにこんな問題。火山はどれですか?
これは直感でもわかりそうです。正解「 オ 」
ちなみに、葛飾区のプラネタリウムでは、
ちょうど今、火星をテーマにした番組が上映されています。
マーズ・エクスプローラー 〜火星の大地をめぐる〜
やはり、火星をホットな話題として取り上げているのです。
面白そうですね。私も近々行く予定です。
ちなみに、ちょっと古いですが
「惑星への旅」 http://jvsc.jst.go.jp/universe/planet/
という科学技術振興機構が作った映像もお薦めです。
こちらは火星の他にもさまざまな惑星の様子を見ることができます。
せっかくの機会ですから、いろいろな惑星を勉強してみましょう!
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