植物が苦手!|中学受験のためのアルファ理科実験教室

中学受験のアルファ理科実験教室
実験教室授業日程 実験教室カリキュラム 実験教室受講料金 実験教室風景 アルファコラム
アルファ実験教室受講予約

アルファ実験教室ベーシックコース
理科実験教室7 中学受験と理科実験
理科実験教室7 授業料について
理科実験教室7 体験授業について
理科実験教室7 教室へのアクセス
理科実験教室7 よくあるご質問
 
アルファ実験教室のご案内
  中学受験と理科実験
  授業料について
  体験授業について
  教室へのアクセス
  よくあるご質問
 

実験教室カリキュラム
  1・2年アルファコース
  3年プライマリーコース
  4年ベーシックコース
  5・6年スタンダードコース
  6年アドバンストコース



 

  アルファ実験日記
【2013/3/21】

K君のお母様からこんな相談メールをいただきました。

「  いつもお世話になっております。
Kは、いつもアルファ実験教室を楽しみにしており
これからもずっと先生の所へ行きたい!と話しております。
小さい頃から理科にとても興味があり
先日も家で、ゆで卵を作り実験をしておりました。
サピックスのテストにおきましても大分、成果が現れるようになってきてはおりますが
植物など苦手な分野がまだあり
家でも植物を育てたり、図鑑やインターネット等で調べながら学習をしております。
アルファ実験教室で学んだ事は、その日のうちに復習しておりますが
植物などの苦手分野は今後どのように勉強していったら良いのでしょうか。
お時間がございます時にでもご返答頂けましたら幸いです。 」


「植物が苦手」  → この悩み、結構アルファ生にも多いようです。


中学受験の出題範囲はあってないようなものですが、一応の目安として、
目で見たり、体験したりすることができる身のまわりの自然科学を扱う
という認識があります。 (大幅に逸脱している学校も多いですが)

基本は全部体験できるようになっているはずなのだから、
テキストに載っていることを全部見てみよう!やってみよう!
というのがアルファ実験教室のコンセプトです。

さて、アルファの植物分野のカリキュラムは、
・単子葉と双子葉の根・茎・葉を比較(5年)
・花のつくり(3年)
・種子のつくり(4年)
・発芽条件(4年)
・光合成(4・5年)
・呼吸(4・5年)
・蒸散作用(5年)
を扱っています。

ただ、上の実験で植物分野を完全網羅しているワケではなく、
「四季の植物」・「科による植物の比較」・「花の分類」など、
教室内では扱わない分野もあります。


それらを見るためには、自分で観察に出かける必要があります。
そのために田舎の自然豊かな山林に行く必要はなく、
中学受験で登場する植物のほとんどが、
学校で育てた植物、道ばた、ちょっとした林の中にあるものばかりなので、
一歩外へ出ると、テキストに載っている植物がたくさん存在しています。

こういったことから、塾の保護者会などでは、
「植物が苦手な子は、家のまわりの植物を観察してみましょう」
と言われているかもしれません。

しかし、私は この方法は難しすぎる と感じます。
そもそも植物が苦手な子は、家の周りでも自然に囲まれた山の中に行っても、
「目の前の植物が何か、教科書に載っているか分からない!」 からです。
「道ばたに教材がある」と感じるのは、実は「教材を熟知している人」の視点です。

ほとんどの子は、目の前の植物の名が分からない。
そもそも道ばたにあるのは「単なる雑草」だと思っています。


実は理科の勉強方法は、分野によって効果的なやり方が違います。

物理や化学分野は、まず実験から入るのが効果があります。
この分野の実験道具はものすごく洗練されていて、本当に学習したいところだけに
フォーカスをあてた単純系の実験ができるよう作り込まれています。
ですから、そういった道具で実験をして、原理原則を頭に入れる。
その後、座学で細かい部分の知識を補い、問題に応用させていくのです。

一方で、植物や地学(天体)などは、実物がとても複雑で、パッと見ただけでは、
見るべきポイントがおさえられません。
例えば、網状脈を見たいと思ってサクラの葉をスケッチさせても、
葉の端がギザギザしていたらそこばかり見てしまいますし、
葉の一部が虫に食われたりでもしようものなら、
子供達の気持ちは一気に虫食いの穴に奪われてしまいます。
だから、実物を見る前に「どうなっているはずか」「今から何を確かめるのか」という知識を入れておく必要があります。

そしてある程度知識がついた後に、実験や実物観察する。
すると、頭にある知識に、実物の表情豊かな自然が重なって、
さらにワンステップ力が増すと思います。

例えば、中学受験では名前がちょこちょこ登場するオオイヌノフグリという春の植物があります。青い小さな4枚の花びらが特徴で、白黒の問題文ですから「青い」という文字がもれなくついてきます。帰化植物で、そういったくくりで出されることもあります。
ここまで知識があったら、きっとオオイヌノフグリを見た時に「ああ、青い!これがそうなのか!」とちょっと感動するはずです。
でも何も知らない子に、道ばたにあった花に「オオイヌノフグリだよ、青い花だね。」と教えても「ふ〜ん」となり、1日もしないうちに忘れてしまうでしょう。


身も蓋もない話ですが、植物・地学は知識を増やすことが先です。
知識が入ってから観察・実験です。

サピックス生ならコアプラスを、
四谷・早稲アカなどのYT生なら四科のまとめが良いと思います。
他の教材に浮気せず、まずは1冊カンペキに覚えるのです。

これだけで、生物分野の成績はかなり上がります。
現在の偏差値が60以下の子は、まずここからです。


カンペキに覚えたのに成績が上がらない!
覚え方がわからない!
という場合は、ご相談ください。

 授業と授業の間だと時間が無いので、平日の夜などに成績資料と教材を持って来ていただけると、少し具体的なお話ができるかもしれません。
 

Check