amazonから届いた箱を開けてみたら・・・
現代農業
[特集]発芽名人になる!
・・・たまだ先生が購入していたようです。
今月の4年生「種子と発芽」という授業では、
いろいろな 植物の子葉 を観察します。
学校なら、ある日の授業でみんなでいろいろな種類の種をまき、
ちょうど良い状態に育った日に授業をすることができるでしょう。
「毎日観察日記をつけしよう」と宿題にすることもできるかもしれません。
しかしアルファ実験教室では、授業日が先に決まっています。
特定の授業日に、インゲンマメ・トウモロコシ・アズキ・イネ・ヒマワリを、
全て 子葉がちょうど開いた状態で、同時に登場 させます。
しかもインゲンマメに至っては、温度や光の条件を変えて育てたものも準備します。
授業日までの日数を計算して、たまだ先生は種子を給水させ始めます。
もちろん、直接植えれば勝手に育つというものではなく、
温度管理された水に空気を送りながら給水発芽させ、
その後1個1個の種子を小さなカップに植え替えます。
そこからしばらく保温機に入れ、少し育ってきたら日光があたる場所に移動します。
発芽準備を始めて10日余り、来るべき授業日に、
いい具合に子葉が開いた植物が子供達の前に登場するのです。
この準備を毎週末の授業にあわせて繰り返す。
一度でも生育に失敗してしまうと、授業がつぶれてしまうので、
とても神経を使う作業です。
100%発芽してうまく育つわけではなく、
発芽しなかったり、カビが生えてしまったり、根が折れてしまったりするのもあるので、余裕を持って多めに育てるので、それもまた必要な数をふやします。
発芽条件に関する問題は、比較実験の基礎として、
入試でよく登場する分野します。
しかし、この実験を真面目に再現している実験教室は、全国でも珍しいはずです。
(他にやっている所があったら教えてください)
あまりにも準備が大変すぎて、失敗のリスクも大きいからです。
1日も休まず管理する、というのも、普通は難しいと思います。
そんなたまだ先生、発芽の腕前は今でも相当なものですが、
さらなる高みを目指して「名人」になるべく購入した本だったようです。
そんなたまだ先生がパラパラ本をめくって
「みんな同じようなことで悩んでいるんだなぁ・・・」
とつぶやいていました。
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