昨日、学習相談に来たMちゃん(5年)のお母さん。
今まで相談に来られた方には、決まって
「1問1問 もっと丁寧に、覚えるまで繰り返して下さい。
時間がかかりすぎる場合は、応用問題を削ってください。」
と言ってきたのですが、
今回初めて、真逆のことを言いました。
「 丁寧にやりすぎ です。そこまで完璧にやらなくても良いので、
それよりも演習量をこなした方が効率的だと思います。」 と。
何しろMちゃん、予習シリーズ副教材である
「サブノート」2ページに8時間 もかけて取り組んでいました。
95%以上正解になるまで、お母さんは正解は一切教えずに突き返し、
自分で予習シリーズや参考書、事典などを使って調べて、
正解を探させていたようです。
それはそれで価値がある学習法だと思いましたが、
さすがに8時間は負荷が大きすぎると思い、
90分程で終わらせるやり方をご提案しました。
それにしても、サブノート2ページに8時間って・・・
多分・・・ 日本一サブノートをやっている子 だと思います。
四谷大塚の編集者も喜びそう。。。
時間のかかる非効率な学習方法ではありますが、
それでも自宅学習サブノートメインで
サピックスオープン偏差値65くらいはとれるようになっているのです。
やっぱり勉強は、教材選びではなくて、やり方次第、
徹底的に繰り返すことが大事だと改めて痛感しました。
Mちゃん含め、アルファに通う子の一定数は、塾無し受験組です。
6年生で志望校特訓だけ受けたり、算数だけ週1くらいで単科塾に行ったりしますが、基本は自宅学習。Z会だったり、予習シリーズだったり、市販教材だったり、使っているものはさまざまですが、そういった子はほとんどが上位〜最上位校。
もっとも自分で学習できるような意志の強い子だから塾に行かなくて良い、
というのもあるでしょうが、
塾に行かないので時間に余裕があり、
多少非効率な学習方法でも、遠回りでも
学習量自体は確保でき、力がついていくようです。
そうやって苦労して見つけた自分なりの学習方法は、
大学受験に向けた学習にも、大いに役立つことでしょう。
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