医師家庭に共通する学習方法|中学受験のためのアルファ理科実験教室

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  アルファ実験日記
【2013/6/20】

アルファには、ご両親がお医者さんである子がかなり多く通っています。
直接聞くわけではないので絶対数は把握していないものの、
子供達の話からチョロチョロ出る限り、アルファ生の医者親比率は尋常では無いです。

今回、そのような保護者数名から学習相談を受ける中で、
医師家庭に共通する学習の考え方、のようなものがあることに気付きました。



【医師家庭に共通すること〜その1】

「何が何でも○×中学へ」という気迫が、あまり感じられない
これは実に意外でした。

いろいろな方の学習相談をしていると、
「△△中学に入りたい。偏差値をあと10上げたい。どうしたら良いでしょうか。」と、
合格のための勉強方法を聞いてくる方が多いです。

一方、医師から受ける学習相談は
「今はこのような学習方法でやっているのだけれど、ここが弱い気がする。
 学習を進める時にAの方法がいいか、Bの方法がいいか。」とか
「親がどのくらい関わったらよいのか」など、
学習方法自体の確認が多いです。


医師になるためには、中学入学後もずっと勉強して、 難関医学部に合格しなければいけません。 さらに大学在学中も、他学部よりもずっと勤勉に学習を続け、その上医師免許を取ったあとも勉強を続ける必要があるそうです。
一生勉強し続けるのが医者です。

そんな勉強人生で、中学進学なんて単なる通過点に過ぎません。
一応志望校に入れれば良いけど、別にそうでなくても、どこの中学に行っても勉強する内容は変わらない、このあたりの見極めが実に冷静です。

「合格のための技術」よりも、「後で積み上げが効く学習方法」を求めていることが多いように感じられました。

さらに、中学受験で自分の限界まで頑張り、受験後は疲れ果ててしまうのではなく、
ある程度余力を残して中学受験を終え、
入学後はすぐに次の勉強をスタートさせたいという考えも伝わってきます。





【医師家庭に共通すること〜その2】

「できるようになるまでやる」が徹底しています。

解いたら丸つけをしてお終い、という学習で進める子が多い中、
間違った問題は、何度も繰り返しやって、「できる」状態に仕上げる。
学習方法が極めてまっとうで、私が思う正攻法で進めています。
基礎を完璧に、間違った問題は繰り返す、毎日コツコツ積み上げる。
そういった当たり前のことを、当たり前に地でやっています。

医者というお仕事がそうなのでしょう。
治療するためには、「できる」状態にしなければ役に立たない。
これをご自身が痛いほど感じているのだと思います。
学習も「確実にできる」まで繰り返しやるのが当然という感覚を持っています。

また「解法テクニックを覚えて、中学受験で高得点を取れればOK」という考え方は
これっぽっちも持っていないようです。受験裏技系の本には目もくれません。


こういった違いは何から出てくるのかというと、これはおそらく、学習を超長期視点で考えているかどうかだと思います。
一生勉強し続けているご両親が、自身が長年培ってきた勉強方法を、子供に伝えていく。こういった中で、子供も着実に力が上がる勉強方法を身につけていくのだと感じます。




ところで、アルファに医者の子が多いということは、
「長期視点に立った時、実験教室は価値がある」
と見なされているのだと思います。
こう思っていただけるのはとても嬉しいです。

アルファは一応「中学受験のための実験教室」とは言っていますが、それはそうしないとコンセプトが伝わりにくいためであり、本当は「学力を高めるための実験教室」だと思っています。

「学力を高めるためには、本物を見て触れて学ぶことが大切」 だと、
私が言い続けていることを、
一生勉強している医師の方々から背中を後押ししていただけて、
とても勇気づけられます。

 

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