2013年度の地学実習は3箇所に行きます。
その中で地層にターゲットを絞って行くが、この三浦半島・城ヶ島です。
三浦半島は、神奈川から太平洋に突き出るような形をしている半島で、富士山や箱根山噴火によって積もった火山灰が激しい浸食にさらされています。地図で見ると分かるのですが、三浦半島の先端は激しく入り組んだのこぎりの歯のような海岸線です。これは沈降によって作られたリアス式海岸です。

浸食が激しいということは、露頭(地層が露出している場所)が豊富にあることもあります。この地は、地層の学習には最適なのです。

白っぽい凝灰岩と黒っぽいれき岩が交互に積み重なった互層が見られます。

1つの層の中では、粒の大きいレキは速く落ちるため下に、小さいレキはゆっくり落ちるため上に堆積します。これを級化層理といいます。

正断層。断面より右側がすべり落ちています。

こちらは無数の逆断層。両側から大きな力で押されたため、中心付近が持ち上がっています。

植物が生い茂っている上部地層と、露頭になっている下部地層は不整合で接しています。
この地では、教科書に登場する地層は一通りみることができます。たくさんの地層を目に焼き付けて、地層の成り立ちへの理解を深めましょう。
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【実習場所】 三浦半島・城ヶ島
【日程】 9/23(祝)・10/6(日) 8:00 〜 19:00 教室集合・解散
【行程】 ※移動は全て貸切バスです。
8:00 教室集合
9:30 三浦半島到着
実習
17:00 三浦半島出発
18:30 教室到着、ふり返り授業
19:00 解散
※現地で合流することも可能にする予定です。
【学習内容】
1.地層(整合・不整合)
2.正断層と逆断層、褶曲、傾斜
3.岩石(凝灰岩、砂岩、れき岩)
4.リアス式海岸
【対象学年】 5年生〜6年生
【費用】 16,000円
【キャンセルについて】 2週間前よりキャンセル料金が発生します。
2週間前〜2日前 ・・・ 受講料の20%
前日・当日 ・・・ 受講料の40%
【持物】 弁当、筆記用具、雨具など ※詳細はメールでご案内します
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