実は実験3では、体積変化はほとんど観察することができません。
一見すると水は温度が変わっても体積が一定のように感じてしまいますが、実はこれは水の体積変化が空気に比べるとずっと小さいためです。
そこで、今度は実験装置に工夫をして再度行います。
水をいっぱいに入れたフラスコにガラス管をつけ、熱湯に入れると、水の体積変化が観察できます。
ガラス管の断面積は小さいので、水の体積変化がよくわかるような仕組みです。
ここで水はあたためると体積が大きくなると説明しましたが、実は0℃→4℃の間は、
あたためると体積が小さくなります。同じ重さの水は4℃のときに体積が最小になります。
また、アルコールや灯油は水より体積変化が大きいため、棒温度計の赤い液として使われたりしています。
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