光はまっすぐに進みます。
「なんだそんなこと、当たり前じゃん。」
と甘くみることなかれ。
後に学ぶ光が反射したり折れ曲がったりするため、まず始めにこの性質をおさえる必要があります。
紀元前4世紀に数学者ユークリッドも、この性質を「光の直進の法則」と取りあげています。
さて、一見明白なこの「光が直進する」ということ、
実験室ではどのように確かめたら良いでしょうか?
1つには「影」で確かめる方法があるでしょう。
例えば太陽が輝いている時、丸い厚紙の下には丸い影ができます。
星形の厚紙の下には星形の影ができます。

このように同じ形の影ができることから、光はまっすぐ進む性質を持っていると考えることができます。
実験室だったら、電球の光を使って同様に確かめることができます。
ただし、電球の光は広がっていくので(拡散光線)、影は実物よりも大きく作られます。
アルファ実験教室ベーシックコース「光の進み方」より
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