4年生|ベーシック
大島までは高速ジェットフェリー、大島内は貸切バスで移動します。 7:15 竹芝桟橋 集合・乗船 7:30 竹芝出発 (1430便) 9:30 大島到着 (現地での移動は貸切バス) ●火山の地形 ●植生 ●地層 ●三原山 16:25 大島発 (2430便) 18:10 竹芝到着・解散
噴火が起こるたびに吹き出された火山灰がこの島を形成しています。露頭(崖)には、これまでの噴火の歴史が堆積しています。整合・不整合などをみることができます。
三原山の溶岩は二酸化珪素が少ないため、黒っぽい色をしています。冷える時に水蒸気が吹き出ていくため穴があいていて軽いのが特徴的です。 溶岩にはパホイホイ溶岩、アア溶岩などがあります。語感が奇妙なのは、ハワイ語だからです。
溶岩は二酸化ケイ素成分が少なく、黒い色です。このような溶岩の粘性は低く、山の形は比較的なだらかな傾斜となっています。実際に山頂まで歩くことで、山の傾斜や溶岩の跡がよくわかります。
上の写真の手前に広がるなだらかな草原地帯はカルデラです。噴火によって地面の下の岩石が吹き飛ばされ、全体がくぼんで形成されました。カルデラの中を歩くと、溶岩がごろごろ転がっています。
噴火から約30年。溶岩によって死滅した植物も、少しずつ少しずつ再生してきています。今はまだごく限られた植物しか生えることができませんが、こういった植物が少しずつ岩を砕き、土を作っていき、大型の植物に場所を奪われていきます。同じ場所で、時間とともに植物の種類が変化していく様子を「遷移」といいます。開始間近の遷移を見ることができるのも、この火山の特徴です。
噴火の時には、この中が溶岩でいっぱいになり、あふれ出てきたそうです。今でもあちこちから水蒸気が出てきています。噴火から10年後、ようやくここまで立ち入ることができるようになりました。
三原山は、火山の勉強をするタイミングで、ほとんどの教科書・テキストに登場します。日帰りで行くことが可能ですので、是非現地を訪れて、目に焼き付けておいて欲しい地形です。 ↓デイリーサピックス5年 ↓ 予習シリーズ5年下 子供達が頭の中で想像する「火山」のイメージは、恐竜の時代に山頂からチュドーンと火柱が噴き上がっている様子ではないでしょうか。実際の噴火とは随分異なります。本物の火山に見て触れて感じることで、より正確なイメージをつかんでいければと思います。